(8月13日更新・花火大会についての注意・豊洲についての記述を追加)
【注意】最新の情報は公式サイトなどを使って各自でご確認下さい。なお、東京湾大華火大会は2日目(12日)から3日目(13日)に変更になりました(天候不順のため順延)。以下の文章は変更しておりませんので、その点を読み替えた上で参考にして下さい。
りんかい線<インフォメーション><臨時列車等のお知らせ>によると、東京湾大華火大会開催のため20時15分〜23時の間のみ臨時列車が予定されています。以前運行されていた早朝の臨時列車は今回もありません。
なお、りんかい線国際展示場駅には自動改札中央部にSuica専用改札が設置されています。イベント時もSuica専用とは限りませんが、切符・パスネット利用の方は念のため注意して下さい。切符の方は新木場寄りに設置される臨時改札が便利です。
ゆりかもめ公式サイトの告知によると、今回もコミックマーケット開催に合わせ始発の繰り上げ、および臨時ダイヤでの運行があります。以下、公式サイトより引用します。
◆始発列車を通常より早く運行します。
ビッグサイト最寄りの国際展示場正門駅に最も早く着く列車は豊洲駅5:36発です。豊洲発:通常より5分早くなり、5:36分発となります(国際展示場正門駅着5:44)。
新橋発:通常より30分早くなり、5:30発となります(国際展示場正門駅着5:52)。
わざわざ最も早く着く列車を教えてくれるなんて、なんと親切な……
なお、音声案内装置がコミックマーケット開催期間中のみイベント用音声に変更されるという発表が話題になっていますが、2日目(12日)は花火大会のため一部時間帯で新豊洲駅、市場前駅が立ち入り禁止になります(豊洲ふ頭地区自体が全面立ち入り禁止、列車もドアを開けません)。該当の2駅に行きたい!と思っている方はご注意を。
以前設定されていた始発の繰り上げは今回設定されないようです。また、前回の冬コミ後(2006年1月1日)より料金が改定され、400円となっていますのでご注意下さい。また、花火大会当日は運航が早期終了します。
有志が運航していた国際展示場発秋葉原行き直通バスは、今回豊洲方面への道路が開通した影響などを見極めることなどを理由に運休することが発表されています。
公式:アキバ・エクスプレス 『AKIBA-Express』 萌えキャラ・ラッピングバス
ただし、栃木から出発する夏コミ夜行バス「ありあけ」は運行され、さらに秋葉原からの途中乗車も募集しています。限定30名で費用は1500円だそうです。
東京〜大阪間でツアー形式格安バスを運行しているビジネストラベルが、前回コミケに合わせて特別便を運行していました。結局直前までかなり空席が残っていたようで、今回のコミケは運行しないようです。
アキバエクスプレスが運行されない今回、どうやって秋葉原に行くのが一番良いのでしょうか?直通する交通機関が無く選択肢も複数存在するため、値段・着席・乗り換えのしやすさなど、重視する項目によって変わってきます。秋葉原へ行くためだけでなく、帰りの交通機関の検討の参考にもどうぞ。
りんかい線で新木場に出て、京葉線で東京駅にいき、山手線で秋葉原へ行くルート。全線電車を使うルートです。路線検索などではこのルートを指定されることが多いのではないでしょうか?遅延の可能性が低く安心できるルートではあります。
ただし座れる可能性が低く(そもそも短時間で乗り換えになるので座る意味もあまりない)、東京駅で乗り換えに10分以上かかるという欠点もあります。
りんかい線で大崎に出て、山手線で秋葉原へ行くルート。上記ルートより若干時間がかかり、また運賃も高いのですが乗り換えが1回で済むことや改札を出なくて済むことなどメリットも多いです。なお、大井町で乗り換える手もありますがこちらはホームが地下3階と深く、改札を一旦出る上に20円高くなるのでオススメできません。
東京か浜松町まで都営バスに乗り、そこから山手線で秋葉原へ行くルート。このルートの一番のメリットはとにかく安いこと。1本見送ったり時間帯をうまく選んだりすれば座れる可能性も高く、乗り換えも1回で済むので楽です。また、浜松町行きはレインボーブリッジを通るので見晴らしも良いです。
ただし道路渋滞に巻き込まれやすく(東京行きは有明地域脱出に時間がかかる・浜松町行きはレインボーブリッジに入る前・降りた後どちらも混雑してる)、渋滞していなくても結構時間のかかるルートを通ります。さらに2日目はレインボーブリッジが通行止めになるため浜松町行きが早期に運行を終了します。時間重視の人にはお勧めできません。
ゆりかもめで新橋に出て山手線に乗るルート。1駅歩いて有明から乗れば座れる確率もそれなりに高いんじゃないかと思います。見晴らしが良くお台場地域も通るのでちょっとした観光気分を味わいたい人にはお勧めです。運行間隔が短いのですぐに乗れます。
車体はかなり小さく座席数も少ないため国際展示場正門前からでは座れる確率は低いです。また、お台場駅など途中駅からの乗車が結構多く、新橋到着前にはかなりの混雑していることが予想されます。また、ゆりかもめが370円と高く、その割に駅数が多く遠回りなルートを通るためかなり遅いため、割高な印象を受けるでしょう。
ビッグサイト直結の乗り場から水上バスに乗り、日の出桟橋から浜松町駅まで徒歩、そこから山手線に乗るルート。特に日の出桟橋を抜けた後の見晴らしが素晴らしく、夏場は涼しいのでまんレポなどでもよく報告されるルートです。
しかし決して安くなかったルートなのに料金改定でさらに値段が上がり、人が多い時は乗船まで1〜2本見送るハメになることもあります(とはいってもコミケ時は時刻表に関係なく臨時便を随時運行しています)。また、日の出桟橋から浜松町駅まで徒歩8分とそれなりに距離があります。とはいっても、このルートは「水上バスに乗りたい!」という人のためのルートなのでこれらの欠点がそんなに問題になることもないでしょう。2日目は花火大会のため早期終了しますのでお気を付けて。
「ゆりかもめが豊洲延伸したんだから、豊洲経由で何かいいルートはないのか?」と思っていろいろ検討してみたのですが、どうもあまりいいルートが見つかりませんね。早いのは豊洲から有楽町線で有楽町駅へ出て、そこから山手線に乗るルート。りんかい線・京葉線ルートよりも早く路線検索で出てくる確率も高いのですが、3つの会社にまたがるため530円と少々お高め。とにかく早くアキバへ行きたい!という人向けでしょうか。
安上がりなのは、豊洲から東京メトロ経由で日比谷線秋葉原駅へ行くルート(430円)。有楽町駅から日比谷駅まで歩かなければならないというデメリットがあります。ここで改札を一旦出ますが、運賃は通しで計算します。乗り換えの際は乗り換え用の改札(オレンジ色)を通り、切符を取り忘れないように注意しましょう。
なお、豊洲駅は2日目に開催される東京湾大華火大会の会場へ向かう重要な拠点となっており、2日目終了後の時間帯は混雑が予想されます。この日だけは別のルートをオススメします。
都電・都バス・都営地下鉄一日乗車券って御存知ですか?700円で都営交通に1日乗り放題になるんです。都営地下鉄沿線に住んでいると、これを使って究極の交通費節約を図ることができるんですよ!
方法は簡単。都営地下鉄の駅に行って一日乗車券を買って、都営地下鉄を使って大江戸線の大門駅もしくは門前仲町駅へ行き、そこから都営バスに乗ればもうビッグサイト。簡単でしょ?帰りも同じルートで帰ってくれば往復700円、片道あたりなんと350円で済んでしまうんです。ゆりかもめなんか、新橋〜国際展示場正門間だけでも片道370円ですよ?都営地下鉄沿線の住人でなくても、中央線の東中野などで乗り換えができる人ならば安く上がるかも。
問題は行き帰り両方で都営交通を使わないと安くならないこと。特にバスは鬼門で、帰りに「新橋で打ち上げやろーぜ」とか「秋葉原寄っていかない?」なんてことになると元が取れない可能性大です。もちろん行きもりんかい線やゆりかもめに比べて遅れを取るのは確実。なので、一人でまったりコミケに行きまーす、なんて人以外にはオススメできません……。設営日に使う分にはいいかもね。
パスネットのICカード版「PASMO」が来年3月に導入されます。私鉄の改札にICカードリーダの搭載が進むなど準備は進んでいるようですが、まだ使うことはできません。来年の夏コミまで待ちましょう。
ゆりかもめの豊洲延伸が開通し、有明付近の交通整備はこれで一段落することになります。残るはバスの動向ですが、りんかい線延伸後は基本的に縮小傾向なので新規開業はあまり見込めないでしょう。
追記:豊洲駅近くのららぽーとに水上バス乗降場が出来る予定、とのご指摘が。しかし仮に水上バスのビッグサイト〜豊洲ルートが運航したとしても需要は確かになさそう……。それこそゆかりもめでいいじゃん(ぉ