ベンチマークアプリ
主に並列計算用のベンチマークアプリケーション。
姫野ベンチ
公式サイト
http://w3cic.riken.go.jp/HPC/HimenoBMT/
姫野ベンチとは
姫野ベンチマークは情報基盤センター・センター長の姫野龍太郎氏が非圧縮流体解析コードの性能評価のために考えたものでポアッソン方程式解法をヤコビの反復法で解く場合に主要なループの処理速度を計るものです。
コードは非常に短く簡単にコンパイル・実行できるので、即座に実測速度(何 MFLOPS)を求めることが出来ます。
# 計算機ごとの性能による測定時間の差を少なくするために、計算時間を一定にするように、これまでのソースコード(姫野ベンチ 98)を一部修正し himenoBMTxp として新しいソースコードに変更しました。Fortran バージョンに関しては、測定の核の部分には変更は無いので、これまでの測定結果とも比較することは出来ます。しかし、C バージョンに関しては配列の宣言方法を Fortran バージョンとの整合性を持たせるために、以前のバージョン(姫野ベンチ98)とは変更していますので、ご注意ください。(2001年12月)
解説
http://www.geocities.jp/esist88/benchmark/
コンピュータの速度を測定するのに使われるのがベンチマークプログラムで、日本のCFD業界では姫野龍太郎さんの作られた通称「姫野ベンチ」が有名です。姫野ベンチは。非圧縮性流体解析に特有の圧力のポアソン方程式の反復解法をモデル化したコードです。姫野ベンチはその扱っている差分式の特色から、
・四則演算しか含まれない、
・メモリアクセスに比べて演算量が少ない、
特徴があります。
特に、サイズを大きくしたときには、メモリアクセスの能力がダイレクトに出てきますし、コードが単純なだけコンパイラのごまかしも利かないという、ベンチマークコードとして、有利な特徴があります。
公式サイト
http://www.nas.nasa.gov/Software/NPB/
解説
http://mikilab.doshisha.ac.jp/dia/smpp/naspara.html
NAS Parallel Benchmarks(NPB)は、NASA Ames Research Centerで開発された、並列コンピュータのためのベンチマークです。NPBは、5つのParallel Kernel Benchmarksと3つのParallel CFD(Computational Fluid Dynamics)Application Benchmarksから構成されており、並列コンピュータの実効性能を知るうえで、権威あるベンチマークの1つです。
参考資料
PCクラスタにおけるベンチマークと並列ツール
http://mikilab.doshisha.ac.jp/dia/smpp/bench_top.html
並列計算機のシステム構築
http://www.cs.hkg.ac.jp/labs/aoi/heiretu.htm